イラン

イランで反米デモを見た。イランは確実に傷ついていた。

※本記事の内容は個人の見解です
※本記事は2018年に執筆されました

この日は、美しいモスクの入り口に、踏み絵が出現した。

イランの古都、シラーズにいた時にデモに遭遇した。

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警察官もいるし、やばいやつか、と思いつつ、
話を伺ってみると、イランアメリカ大使館人質事件で、
イランがアメリカを追い出したことを記念し、毎年11月4日に祝っているとのこと。

私はイランに、11月4日ちょうどいた。

イランアメリカ大使館人質事件

1979年、11月4日イラン革命に介入した米大使館がイラン人学生らに占拠された事件。
人質は残虐行為を受けて、4人の館員が逃亡を試み、2人の館員が自殺未遂を起こしたほか、1人の館員がハンガーストライキを行った。

イランアメリカ大使館人質事件 – Wikipediay

デモというよりフェスティバルのように見えた。

でも、その過去の事件は、人質を傷つけ、ひどいことをしていた。

子供たちが、DOWN WITH USの旗をふり、国旗を踏みつけ、反米感情を植え付けられていることを見て悲しくなった。

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ここまで人を醜くかけるのかというくらい、
会場に展示されていた風刺画がひどかった、、、、、

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テヘランにある旧米大使館は、イランアメリカ大使館人質事件の事件が起こった場所だ。
現在博物館となっており、反米感情があらわになっている。

館内にいた、ガイドの方と仲良くなって色々とご説明頂いた。

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館内の壁画。
メディアによって、外国からイランがテロリストの国だと報じられている様子を描いている。
テロリストテロリストと言われて、イランがどれだけ傷ついているのかがわかる。

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こちらの作品は、
アメリカは、お金、核兵器、セクシャル、政治の面で
世界に悪い影響を与えていると伝えているとのこと。

こういったように捉えているから、外からの影響を受けないように、
イランはネット規制が厳しくなっているのだろうか。

イランで仲良くなった、若者に話を聞いてみると、
「政府間の問題であって、個人レベルではアメリカのカルチャー好きだし嫌いでない」と言っていたり、
「僕たちは何もしていないのに、テロリスト呼ばわりしてくるアメリカは嫌いだ」などと言っていた。

アメリカ人女性と結婚したイラン人の男性とも会った。
親戚や友達には反対されたかと聞くと、半分くらい反対されたと言っていた。
彼女はイランでは生きづらいと言ってた。

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私がデモを見た街、シラーズはとても、美しかったのに。